サンゴの産卵を狙ったナイトダイビングを2024年も開催します！

 

今年から自社ボートを使った新エリアの開拓に力を入れようと思ってるのでポイント選びの幅は広がると思いますが、その反面10年以上観察を続けてきたビーチでの観察データは参考にならないかも知れない今年の産卵狙い。

 

どこまで結果を出せるか挑戦の年になりそうですが潜りに来てくれた全てのお客様に神秘的なサンゴの産卵を見て欲しいと思っているので、しっかりと準備をしておきますので宜しくお願い致します。

去年、2023年の沖縄本島のサンゴの産卵は誰も気にしてなかった大潮が終わって3日目の小潮に入ったタイミングで、今帰仁村で漁師をやってる「大神丸」の大神君が夜潜りの最中にサンゴの卵が浮いてるのを見つけた事から始まる。

 

普通の漁師ならピンク色で粒々のサンゴの卵が浮いてるのを見ても、え、だから？で終わってしまうのですが、この時は大神君がファンダイビングに興味を持ち始めたタイミングだったので仲のいいダイビングガイドさんにこの話をしたところ、サンゴの卵が浮いてたって事は産卵したって事だからそれなら明日もあるよね～って流れで次の日の夜に今帰仁村の海で2023年度沖縄本島初確認？のサンゴの産卵が確認できたそうです。(5月12日)

 

その時の事はオーシャナの記事になってるのでよかたっら読んで見て下さい→【速報】沖縄本島北部にて、サンゴの産卵を今年初観察！漁師、ガイド、カメラマンのチームプレーで撮影に成功！

 

正直に言って自分も沖縄本島のサンゴの産卵速報の発信は早い方だと思っていたのでちょっと悔しかったけど、今までファンダイビングの話を聞く事が少なかった隣村の今帰仁村の海から速報が出る事に驚きつつも近い海で情報交換出来る同士が出来た事は嬉しかった。

 

 

その後は5月22日(大潮)の日にゴリラチョップで産卵の情報のみ確認出来て自分は24日(中潮)に入ってからこの年初のサンゴの産卵を確認。その後は27日までゴリラチョップの産卵は続き今帰仁村では28日まで大規模な産卵が確認されてたそうです。

 

そして5月31日～6月2日は台風2号(マーワー)の影響により海は大荒れとなりナイトダイビングはもちろん日中のダイビングも中止…

 

台風明けの6月4日の朝に水面に大量に漂う卵塊を発見しその夜からゴリラチョップは大当たりで4日、5日と産卵を確認。

 

その後は潜ったり潜らなかったりでしたがハードコーラルの産卵は6月5日でフィニッシュ！それに遅れて6月10日、11日の2日間でソフトコーラルの産卵を確認して2023年サンゴの産卵が終了となりました。

 

2023年の感想としては、産卵した期間が長かったな～
それも今夜はギリギリ１つのサンゴだけ産卵を見れました。って感じではなく、それなりに見ごたえも撮りごたえもある量が数日に渡って続いてくれたので例年よりも気持ちのいいサンゴの産卵が見れた人が多かったんじゃないでしょうか？

 

自分には昨年の結果を見て去年がこうだったから今年はこうなるでしょう！って予測は出来ませんが、今年も長い期間産卵してくれて多くのダイバーに見て貰える事を願っています。